間もなく、米の値段は急落する懸念があります。
「平成の米騒動も今回も、米の値段の乱高下がすぎる」
とあるお米屋さんが話していました。
私は、米の値段が高いことそれ自体は問題ではありません。
問題はなぜ値段が上がったかです。
少し政府の需要の見通しが外れたり、
供給量が想定より少し増減したりしただけで、
価格が乱高下することが最大の課題だと主張しています。
おととし、政府の誤った需要の見通しに従って生産したため、
供給が10万トンほど足りなくなり、厳しい暑さなどで30万トンほど足りなくなり、
常に40万トンほど足りない状態が続きました。
これがそもそもの価格高騰の発端です。
(日本の米の年間消費量はおよそ700万トン)
去年は米の生産が増えましたが、
JAの概算金(農家から購入する価格)は
通常の2倍以上の3万円ほど(玄米60キロあたり)。
卸売も小売もその価格に利益を乗せて販売します。
それが今年の価格の高止まりの背景です。
そして今後、値段が下がる理由は、
土台として高すぎる米で消費が減少傾向にあります。
そして3月末の決算に向けて、
卸売などを中心に余剰在庫を減らすために値段を下げて販売する動きが出ています。
そして来月中旬以降、お米を保管するのに低温倉庫に移動させるのですが、
コストがかかるので移す前に販売しようとする動きが出ます。
国内の異常な価格高騰で、
2万円の関税をかけている外国の米も価格競争ができるようになってしまい、
過去最高の量が入ってきています。
街のお米屋さんは「高く買っちゃったよ」となってしまいます。
生産者さんも今年作るお米「どうしよう」となるわけです。
課題の解決には、減反で半世紀かけて40%減少した生産力を復活させることです。
現状でも水田を麦や大豆などに転作した畑を食糧米にフル稼働させれば
1000万トンの生産が可能です。
700万トンを国内消費にまわし、余剰分を輸出に回す。
そうすれば、今回の令和の米騒動は、絶対に起きませんでした。
価格の乱高下もありません。
輸出できないものが国内に滞留し値段が下がるという指摘は、
農林水産省がよくするものですが、世界の米市場は、
日本の米をめちゃめちゃ欲しがってます。
続きは次回













