固くて長いですが、年末のご挨拶です🙇
慶應義塾大学で国際政治を学んで政治の道を志しました。冷戦終了後の国際社会において、日本が果たすべき役割を明確にし、日米同盟と憲法9条の本質的なねじれを解消すべきと考えました。
日本の課題が転がる全国各地に足を運び、現場で学ぼうとNHK記者として11年、リーマンショックに直面する世界経済を、東日本大震災を、衰退に歯止めがかからない農林水産漁業を、人口減少に苦しむ地方都市を取材しました。
これまで、国際政治、世界経済、農林水産漁業、尊厳ある生活保障。これらの政策をライフワークに掲げて政治活動をしていくと主張してきました。この柱は、政治家としての歩を進める限り、変わることはありません。
そして2年間の国会活動で、新しい政策の軸と出会うことができました。
それが「環境政策」です。
最近、台風の被害が大きくなっていると思いませんか?夏の暑さがだんだんひどくなっていると思いませんか?
これは、人類が排出する温室効果ガスが地球温暖化を加速させたことが原因とされています。
ヴェネチアの洪水、オーストラリア、アメリカ、アマゾンでの森林火災をはじめ、被害が激化しています。
欧州を始め、世界は地球温暖化対策を「気候危機」と呼び、その対策を加速させています。
日本は残念ながら大きく後れを取っています。これは「美しい地球を守るため」にも必要なのですが、それと同じくらい、実はもっと大切なことは「気候危機」への対策自体が「ビジネスチャンス」になっているということです。
石炭火力に変わる風力や水力など再生可能エネルギーの普及、プラスチックの再利用に必要な技術開発、飛行機、船、車など人間が移動する際に排出する温室効果ガス削減の技術開発など。
世界にできあがった「環境対策」という大きな土俵でビジネスをすることができる。そしてそれが地球を守ることにつながります。
アメリカや欧州では、気候危機対策は、政権交代の大きな指標になるほど関心の高い政策分野ですが、日本はそれほどでもない。
環境問題は「未来の美しい地球を守る」ことと同様に「今日と明日の自分の身を守る」ために取り組まなければならないのです。
衆議院で、私は環境委員会の理事、地方創生委員会の委員を拝命しています。与えられた役割を精一杯果たすことこそが、現在、私がすべきことであり、日本のためになると確信をしています。
今後も末永い、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。