僕が国会をこの非常時はずっと開くべきだという最大の理由は、多くの分野で、すぐにでも解決すべき問題が放置されているからです。
ひとつの具体例をご紹介します。
外国人技能実習制度は、日本の技術を発展途上の国の若者たちへ伝授すると同時に、実質的に受け入れ側の企業にとって、重要な労働力として役立っていただいている制度です。
今、外国人の実習生、受け入れる企業、実習生を受け入れる組合、すべてが深刻な課題に直面しています。政治決断一つで前に進めるのに。
◯問題◯
外国人労働者の就労ビザが1年以上発行されていないこと。
これは、コロナ禍の水際対策なのですが、期間満了の実習生は、帰国できる国もあります。その一方で、新しい実習生はまったく入国できません。日本側の水際での受け入れの準備はできているのに、ビザが発行されません。
技能実習生はどんどん帰国していき、新しい実習生をあてにしていた企業は、深刻な人手不足に直面しています。実習生がいつ入国できるのかまったく目処も見通しも立たないため、仕事の予定、計画がたたず、受注にも影響が生じています。
『総務省』に聞くと外国人労働者の管轄部署である外務省へ聞いてくれと、
『外務省』に聞くと話が来たら検討の余地もあるかもしれないので職種の管轄へと、
『国土交通省』に聞くと、外国人労働者のビザに関する事は外務省と法務省の管轄なのでと。
これほどお手本通りのたらい回しも清々しい。
日本で技術を学びたいとビザを待つたくさんの実習生がいます。その実習生が来てくれないと現場が回らない企業も現実として存在します。
◯課題◯
どうしたら発行する事ができるのか?
ビザの発行には、外務大臣の許可がいるそうです。役所はたらい回しにするしかないんです。つまり政治決断なんです。
国会開いて議論したら良いじゃないですか。
与野党関係ないじゃないですか。
総裁選やりながらだって国会できますよ。
総裁選で国会論戦が浅くなるほど自民党は人材の層薄くないですよ(国会活動四年、自民党の層の厚さは思い知りましたから)
野党は、この有事に与党の批判は、対立構図としか見られないので、抑制的にすべきです。
与党は、具体的な論戦を通して国民の皆様に政治を身近に感じていただきたいというのであれば、総裁選ももちろん結構ですし、国会も開いてください。
与野党ともに考え方動き方を変えないと、政治全体の地盤沈下、また進んでしまう気がしてなりません。
こんなことが、あらゆる分野で、起きてるから、国会を開くべしと主張してます。
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