これほどコメの価格の暴騰が話題の中心になる前。
「いや、コメを作る量が単純に足りてないんですよ」
コメの生産者であるプロがポロリとこぼした言葉。
今のコメの価格の本質を射抜いた言葉だと今、しみます。
コメの値段は、史上最高値。
しかし、作況指数は「平年並み」基本的にモノの値段は需要と供給で決まります。
コメで考えると、需要の増加(インバウンド、一人当たりの消費の伸びなど)は確かにあります。
しかしこれほどの価格高騰を引き起こすほどではない。供給面に私は問題があると考えています。
最大の原因は、農水省と自民党農政と農協が転作の奨励による実質的な減反の継続していることです。
実質的な減反を消滅させ、作りたいという生産者に任せる。
世界は人口が増え続け、飢餓の危機が指摘されています。
にも関わらず、作らないという選択肢に税金を支払う。
今回のコメの価格の高騰の本質は、猛暑の影響やインバウンド消費の増加といわれているが、
減反によるコメの生産量減少だと考えています。