いつも素朴な疑問がわきます。
内閣総理大臣が
経団連に賃上げを要求して賃金が上がる。
農林水産大臣がコメの値段を下げると宣言して
コメの値段が下がる。
ん????
それならもともと企業は賃金上げすべきです。
それならもともとコメの値段をさげるべきです。
コメの値段が経済原理に基づいて急騰して、
コメ生産者が儲かるなら僕はよいことだと思います。
しかし違う。なぜコメの値段が急騰したか。
自民党政権、農林水産省、農協の「減反」が諸悪の根源です。
私は減反を始めた当時まで全否定はしません。
応急処置として必要だったと思います。
しかし、コメを作って「美味しい」って
笑ってもらうことに誇りを感じるコメを作っている人が
「お金あげるからお米つくらないでください」と
何年も言われてどういう気持ちになるかわかりますか?
「作ることにビクビクする」んだそうです。
どんどん作って美味しいって1人でも多くの人に言ってもらって、
どんどん儲けよう!ってならないんだそうです。
経済的にも「何かを作らないことにお金を払う」ことほど
労働生産性を下げる行動はありません。
ましてや税金です。
減反に税金を払い、コメの値段が高騰して
家計を圧迫していることに納税者は納得できるでしょうか。
めちゃくちゃお米を食べる子が3人もいる我が家は
米びつが空になるたびに顔色が青ざめます。
減反は終わっている?
主語が地方自治体に移って生産数量目標を設定しているだけ。
終わってないですよ。
減反が始まった頃とは、社会構造が変化しています。
生産者は劇的に減り、需要は減っている一方で、
外に目を向ければ、世界的な食糧需要は増え続け、
日本のコメのおいしさは世界の所得の高い人を中心に知られています。
生産者の皆様に最高の品質のコメを気持ちよく作ってもらう。
規模を拡大したい方には農地を提供する。
そして農協は、海外の水先案内人として世界に
販路を確保する集団に変化してください。
日本の農業は劇的に生まれ変わります。
#豊橋 #日本維新の会 #田原 #愛知15区 #農業 #田植え