公文書の改ざんについて
これは、日本の政治の歴史に大きな汚点を残す事案です。国会議員は言うまでもありませんが、今を生きるすべての日本人が深刻に受け止めなければならない痛恨の出来事です。
安倍政権、自民党の責任を追及、という次元の話ではありません。日本の政治を根幹から揺るがす事態です。はるか昔の映画に出てくる独裁国家の話ではなく、現実世界の現代日本で、こんなことが起きてしまったわけです。恥ずべき事態です。
再発防止に向けて、事実関係を徹底的に究明し、うみを出し切らなければいけません。この話に与野党はありません。政治が地盤沈下しています。
公文書の改ざんは、歴史を後世へ正しく引き継ぐことを妨げます。そして、国家という権力が暴走しないためにも、透明性を確保するためにも、公文書は大変重要な役割を果たしてきたわけです。その前提が根底から覆されました。
また、国民から政治が離れました。また、若い人達から政治が遠ざかりました。若い人の投票率が低いのは若い人間の意識が低いから?答えはNOです。こんなことを政治がやっているからです。
国会議員として、本会議の欠席や、審議拒否は、すべきでない。そう考えていました。しかし、今回は、出来事の次元が違います。
日本が民主主義国家を名乗ってから、最大級の不祥事です。徹底的にうみを出し切るために、関係する人物が国会で説明をし、事実を検証し、再発防止に向けた仕組み作り、政治改革が進むまでは、徹底的に戦わなければいけない、そう確信をしました。