犬と猫の殺処分ゼロ。
はじめの一歩として具体的な政策を提言します
出前館の創業者花蜜さんと出会い、ペットの殺処分ゼロが、
高齢者のQOL(人生の質)を高める取り組みになるという取り組みを知りました。
自動車の自賠責みたいにペットを飼うときに、必ず月々一定額を積み立て、飼い主の万が一の際もペットを引き受けられる環境を整えられるならば?
ぜひご一読ください。
愛するペットに「自賠責」で最後まで人生を共に
「入院しなければならないので長年連れ添ったペットを手放さなければならない」「飼いたいけれど万が一の時に放置されることを考えると飼うことはできない」
このような責任感が強いからこそ苦渋の決断をしている高齢者は少なくない。
こうした中、誰もが何歳まででも安心してペットを飼うことができる
仕組みづくりを目指す団体がある。取材した。
岩手県滝沢市。敷地面積12万坪、東京ドーム9個分の敷地を有する
世界最大級の犬や猫の保護施設「ペットの里」。
その土地の広さを利用し、日本最大のドッグランや保護猫カフェ、
それに保護した動物の動物病院、そして桜の樹木葬による霊園も併設されている。
ペットの里が目指すものは、国内の犬や猫の殺処分ゼロ。
環境省によると、令和5年度の犬猫の引き取り及び処分の状況は、
44576匹が引き取られ、9017匹が殺処分された。
殺処分は、4つに分けられる。第一は無責任な飼い主が飽きた、
ペットが病気や高齢になったので飼いたくないなどの理由で手放す「命の軽視」。
第二は無責任なブリーダーやペットショップが売れ残りや過剰繁殖を処分する
「遺棄」。第三は地域猫活動のない地域で増え続けてしまう「自然繁殖」、
そして第四に飼い主の死亡や長期入院、それに引っ越しや転居などにより
「飼えなくなった」。以上の4つが殺処分の原因となる。
こうした中で、ペットの里の田中亜弓代表は責任感の強いお年寄りが
長年連れ添ったペットと人生の最期まで過ごす仕組みを思い立ち、
一般社団法人「ゼロジャパンプロジェクト」を設立した。
活動は啓発、保護譲渡、そして終生飼育の三本柱。
「終生飼育」の特徴は、「サポーター」として月1000円の会費を支払うと、
飼い主の健康上の理由でペットが飼えなくなった場合、
提携する保護施設で引き取ってもらうことができる仕組み
「ワンニャンお引き受けサービス」だ。
これで、自分自身の体を心配せずに愛するペットと過ごすことができる。
また、自分の年齢や体調を理由にペットを飼うことをためらっていた人にも
機会は拡がる。
田中亜弓代表は
「犬や猫の殺処分ゼロを目指す。
多くのお年寄りにペットを飼うことのすばらしさを伝えて、
殺処分されることになる犬や猫を飼育していただきたい。
認知症リスクがさがる。健康寿命が延びる、
地域コミュニティの活性化につながる。そして殺処分を避けられる。
ぜひペット飼育の自賠責ともいえる
ゼロジャパンプロジェクトのサポーターにぜひなってください」
と笑顔で語った。
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