「子どもにお父さんお母さんによろしくといわないで。
その子の目を見て、応援してもらうように話すべき」
という言葉は今もとても大切にしています。
岸本周平和歌山県知事、安らかにお眠りください。
およそ10年前の僕の落選期間中、
当時衆議院議員だった岸本大先輩から突然電話をいただき、
ご自身が落選中にしていたことを見せてくれると豊橋にわざわざ来てくれました。
きっと岸本先輩の奥様が頼んでくれたんだろうな。
僕の旗をもって、拡声器を肩に担ぎ、
私が住む家のそばの交差点で5分くらいずつ街頭演説をして、
また次の交差点に歩いて。また次の交差点に…
ある交差点で子どもが手を振って握手をしに来てくれたので
僕が「お父さんお母さんによろしくね」と言ったら、
岸本さんは、しゃがんで子どもと視線を合わせ、
笑顔でその子の頭をなでたあと、僕にこう言いました。
「なんで?その子にわかるように自分の想いを説明したらいいんじゃないの?
有権者じゃないから?未来のために政治してるんでしょ?がんばろう!」
今でも大切にしている言葉です。
こんな熱苦しい言葉を真正面から日常で使うことのできる男になりたいです。
安らかにお眠りください。