「最期にあの二川駅前の桜が見たいな」という
おじいちゃんのささやかで尊い夢がかなうか。
これが日本の医療介護への大きな問題提起です。
スウェーデンの高齢者福祉は
「何ができるか」の前に「高齢者が何をしたいか」が先。
あまりに同じ興味深い質問をいただいたので、
質問とともに投稿させていただきます。
北欧は国民負担率が日本より高いのではないか?
医療はどんな感じなのか?このような質問を
たくさん前回前々回の投稿でいただきました。
僕が教育の無償化の流れでスウェーデンで働いていた方の話を
元にいろいろ調べてきたことをまとめますが結論から言うと、
冒頭の言葉に集約できます。
スウェーデンは、
EU加盟国で最も80歳以上の方の割合が高い高齢化を迎えている国で、
国民負担率は55%(日本は48%)の高福祉高負担の国です。
基本的に医療費は無償か少額の自己負担の上限が設定され、
コストは個人にはほぼかかりません。
しかし社会の仕組みとして、介護の支援は行い、
医療にはお金をあまりかけない。日本とは逆のイメージです。
▼哲学
スウェーデンは、高齢者が可能な限り自宅での生活を
続けることができる社会を目指しています。
お年寄りに対しては医療よりも
生活の支援の方が人生の質を上げるために必要だという考えにつながっています。
お年寄りの旅行支援などもあります。
コロナ禍で報道されましたが、子どもと若者に医療が優先されるということに
社会的な同意が得られています。
裏を返すと、高度医療は若く体力があり、
回復する見込みの高い患者に優先的に提供され、
介護施設で暮らす高齢者の方は、慢性疾患を抱え、
治療による苦痛も大きいことなどから施設で緩和ケアを行うことに決めました。
ここに社会的な同意が得られているということが重要だと私は感じています。
高齢者が望む日常を過ごすために、何を優先すべきか。
その方が望む日常の過ごし方を優先すべきだと私は考えています。
世代を超えて、何を優先すべきかという議論をすべき時はとっくに過ぎていますが、
参議院選挙という節目、すべての人間が、年齢、性別に限らず、
尊厳が守られる制度にしなければなりません。
一度に数十種類の薬を服用する権利、受けない権利、
医療を受ける権利、受けない権利、入院する権利、
家族と共に過ごすために入院しない権利。
そこに例えリスクがあっても本人の尊厳は、あらゆるものに勝ります。
そんな日本を創る第一歩に参議院選挙をしていきます。
写真は、僕と、僕の父と、僕の祖父です。
少し時空を超えてますが(笑)
#日本維新の会
#すべては次世代のために
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